2020.3.23
【書籍・本・要約・書評】はじめの一歩を踏み出そう - 成功する人たちの起業術 - マイケル・E・ガーバー
まず最初に伝えておきます。
この本は起業する人の必読書です!
読んで起業するのと、読まずに起業するのとでは、成功率が100倍変わると言っても過言ではありません!
・一度は起業してみたいと思ったことがある
・絶対に起業で失敗したくない
・起業したけど、いまいち成功してない
という人は、ぜひ最後までご視聴いただき、起業の成功率を思いっきり引き上げてくださいね。
こんにちは、クサマです。
今回のテーマは「起業で成功する」。
起業といえば、やっぱりマイケル・E・ガーバーですよ。
https://www.shikumikeiei.com/wp-content/uploads/2018/04/188680_10151388360408352_1191939738_n.jpg
ガーバーは、世界ナンバー1のスモールビジネスの権威。
国内外に多くのクライアントを持つ「起業の神様」とも呼ばれている人です。
今回は、そんなガーバーの不朽の名著「はじめの一歩を踏み出そう-成功する人たちの起業術」を元に、お伝えしていきます。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4418036016/ref=ppx_od_dt_b_asin_title_s00?ie=UTF8&psc=1
この本、起業する人は必ず読んでおいた方がいい。
僕は起業当初、何度も何度も読んで、自分に落としこみました。
読んで起業するのと、読まずに起業するのとでは、成功率が100倍変わると言っても過言ではありません!
ちなみにこの本は、漫画のコミック版もあるので、読書苦手な方はこちらから入ってもいいかもしれませんね。
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E7%89%88-%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AE%E4%B8%80%E6%AD%A9%E3%82%92%E8%B8%8F%E3%81%BF%E5%87%BA%E3%81%9D%E3%81%86-%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%99%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E8%B5%B7%E6%A5%AD%E8%A1%93-%E5%B0%8F%E7%89%A7-%E6%88%90/dp/4418136010
本を読むのもいいし、もしくはこの動画を何度も見たりしてあなたも起業で成功する力をつけてくださいね。
それでは早速内容に入っていきましょう!
3つのパートにわけてお伝えします。
PARTⅠ 失敗の原因を知る
PARTⅡ 成功へのカギ
PARTⅢ 成功するための7つのステップ
といった順。
では解説していきましょう!
起業して必ずといっていいほど陥るワナがあります。
それは、
「業務の高いスキルや能力があれば、事業は成功できる」
と思っていること。
はっきり言っておきますね。
業務の専門スキルと、事業を成功させる経営能力は、全く別物!
まずはこのことを受け入れましょう。
その上で、じゃあどうすりゃいんだよ、という話しだと思うんですけど
まずは自分のタイプを知っておくことから。
大きくわけると、3つのタイプがあるとガーバーは言っています。
1.起業家:変化を好む理想主義者 全体の10%くらいと言われています。
ささいなことでも大きなチャンスに変えられる才能をもった人。
将来の大きなビジョンをもち、まわりを巻込みながらイノベーションを起こせるタイプです。
反面、人の管理は苦手。
2.マネージャー:管理が得意な現実主義者 全体の20%くらいと言われています。
計画や管理、合意形成をとるのが非常にうまいタイプ。
マネージャータイプがいなければ、計画がうまく建てられず、事業はたちまち大混乱に陥ります。
理想主義な起業家タイプに対し、現実主義なマネージャータイプは当然対立することが多いけれど、成功にはこの2つのタイプの共存がどうしても必要になります。
3.職人:手に職を持った個人主義者 全体の70%くらいと言われています。
自分で手を動かすことが好きなタイプ。製品や仕事の質が職人には大事なのです。
起業家の新しいアイデアに振り回され、マネージャーの管理に自分の力量が評価されないことにいらつき、職人以外の人は自分の仕事を理解していないと思ってしまう。
そんなタイプ。
さて、この3つのタイプ。
どのタイプだからよい、悪いではありません。
どのタイプでも、長所はあるし、短所もある。
だからこそ自分のタイプをしり、長所を活かし、短所は頼る!
どれも大事でどれも必要。
この3つのタイプのバランスが取れた時に、大きな力となるのです!
そして、もう失敗の原因を知るで大事なのが、事業のステージ。
起業してから、事業のステージは、幼年期・青年期・成熟期と移り変わっていきます。
経営はリソースの最適化なんて言われますね。
リソースとは経営資源のこと。
「ヒト・モノ・カネ」とも言われます。
ご存知のとおり、全てが十分にある企業なんてありません。
人手は足りないし、モノは足りていないし、お金もないから節約節約、というのがほとんど。
だからこれらを最適にうまく活用する必要があるわけです。
ただ頑張るだけではダメ。
そのためにも、今自分がどんな状況で、どんなステージにいるのか。
これを把握しておきましょう。
ステージによって、限られたリソースをどこに注ぐのか、これが成功のカギです。
ではその事業の始めのステージが、幼年期。
全ての仕事を一人でこなす時期。
頑張って仕事をすることで顧客が増えていくのですが、1人でできる仕事量はすぐに限界を迎えます。
だんだんとミスや漏れが増え始め、不満を言う顧客も出てくる。
そこで1人の限界を感じ、次のステージへと進んでいきます。
青年期―初めての従業員を雇う
人でが足りないことから、なんとか自分の仕事を誰かに任せようとする。
面白いことに、ほとんどが帳簿管理をしてくれる人を雇います。
僕もまさしくそうでしたねー。笑
そこからさらに自分の仕事を分配できるように人を増やしていきます。
でも、仕事をそのまま丸投げすると、組織は成長しません。
ビジネスの大半は、幼年期かこの青年期をさまよい続けます。
大きな利益が出ることがなく、オーナーはずっと忙しいままで、倒産や事業縮小に追い込まれる企業が多いのが事実です。
では、ここを乗り越えて次のステージにいくのか。
それは
・長期的なビジョン
・事業計画の具体化
経営者であれば常に頭では考えていることかもしれませんが、頭にあるだけではダメです。
過去から今、そして今から未来を、みんなわかるように戦略的にまとめて見える化する必要がある。
結局はこれができていないと、ずっと苦しい時代を過ごすことになってしまうのです。
これができて次のステージへ。
成熟期―いわゆる大企業(この本では、マクドナルドやIBM、etc)
なぜ大企業は青年期を乗り越えて、大企業になれるのか。
それは、幼年期のことから、成熟期のような経営を続けているから。
つまりは、全体を俯瞰的にみて、さらには未来を見据え、起業家・マネージャー・職人のバランスがよく、市場に価値のあるサービスを常に提供し続けているので発展できるのです。
そして必ず計画や戦略が見える化されています。
だから従業員が細部まで理解し、自分の仕事に全うでき、顧客に価値提供ができるから会社として成り立っているのです。
ここまでがパート1
パート1にあえて重きをおいてお伝えしました。
なぜならここがほとんど超えられない壁になるから。
この壁を超えて、市場に求められる事業をつくりだしていきましょうね。
では次、パート2へ。
この成功へのカギとなるのは、成功率の高いフランチャイズビジネスから学ぶ。ということ。
これは、ガーバーも、そして僕もですが、決してフランチャイズビジネスを推奨しているわけではありません。
単純にフランチャイズ企業の方が他の企業より生き残る可能性が高いというデータがあるから。
それならフランチャイズのビジネスモデルを知っておけば、それだけ生き残る可能性もあがるということですね。
フランチャイズのすごいところは、能力の高い人ばかりが集まらなくても、必要最低限の能力さえあれば経営がまわってしまうところにあります。
それだけ事業がシステム化できていて、誰でも再現性が高いようにまとまっているからなんですね。
真の起業家は、このように事業がうまくまわる仕組み、この試作モデルをつくりあげ、マネージャー・職人タイプが自分たちの責務に全うできるようまとめることが大きな仕事です。
いつまでも現場で自分が全てを対応しているのではなく、まわる仕組みを作り上げていきましょう。
そして次のパートへ。
そしてパート3はこの7つのステップ
ステップ① 事業の究極の目標
ステップ② 戦略的目標
ステップ③ 組織戦略
ステップ④ マネジメント戦略
ステップ⑤ 人材戦略
ステップ⑥ マーケティング戦略
ステップ⑦ システム戦略
ステップ① 事業の究極の目標
まずは究極の目標をもつこと。ゴールを定めましょう。
想像してみてください。真っ暗闇の中で、ボートを漕いでいるとします。
ゴールの光が全く見えない中で、あなただったら思いっきりボートをこげますか?
方向も、どれくらい遠くまでかもわからないままでは、力を思う存分発揮できません。
ステップ② 戦略的目標
事業の目標が定まったら、今度は戦略的な目標が必要となります。
売上はどのくらいなのか、どんな顧客に対してどんな価値提供をするのか、それは本当に求められていることなのか、競合と比べても本当に顧客に求められていることなのか。
などですね。
ステップ③ 組織戦略
目標が定まったら、その目標を達成するために、最終的にはどんな組織体になっている必要があるのか。
組織図が必要となってきます。
さらには、ガーバーは役職契約書と呼んでいますが、つまりは各役職ごとにどんな責務をおうのかをまとめたものが必要です。
従業員に役職を与え、予め組織として必要な役を全うしてもらうのです。
この組織図の他にも、営業マニュアルをまとめ、誰でも一定のレベルをクリアーできるようにする必要もあります。
ステップ④ マネジメント戦略
めちゃ優秀なマネージャーありきでは、組織はまわりません。
能力が高いにこしたことはないのですが、ここで大事なのは業務フローをマニュアル化し、全体の底上げを図ること。
人によって対応が違う、だと、顧客の満足度はあがりません。
Aさんだといいけど、Bさんだと外れでは、顧客は離れるし、優秀な人材がもしいなくなったらそれこそその事業の存続は期待できませんよね。
だから顧客満足度を高めるためのフローを徹底的に考えマニュアル化し、全体のクオリティを高める必要があるわけです。
属人的な差が出ることは悪いことではありませんが、まずはフローのマニュアル化で平均値を引き上げ、高いレベルの中での差を評価すればいいのですね。
ステップ⑤ 人材戦略
業績の良い会社は、極端にいってしまうと、ゲームのルールがしっかりできています。
従業員はそのルールにのっとって、挑戦を重ね、成長することができる。
だからモチベーション高く、結果を出すことができるのです。
挑戦し、超えていくにふさわしいゲームをつくりことにより、結果と評価ができるようになります。
ステップ⑥ マーケティング戦略
顧客への価値提供を実現させるには、マーケティングが必要となります。
マーケティングとは、簡単にいうと「価値を届ける活動」です。
価値を届けることができるので、売り込まなくてもサービスが売れるのです。
ステップ⑦ システム戦略
ハード、ソフト、そして情報。
これらのシステムを統合させることでシステム戦略がなりたってきます。
ハードとは、実際のモノのこと。建物や機械やペンなども含めてハードですね。
ソフトとは、簡単に言えば考え方。業務マニュアルや管理システムもソフト。
情報とは、履歴や活動記録など。
これらが分離されていてはシステムになりません。
全てが統合されている必要がある。
これら①から⑦のステップを統合し、完全に自分がいなくてもまわる仕組みをつくりあげていくことが、成功する起業者なのです。
さてまとめましょう。
成功する起業は、
PARTⅠ 失敗の原因を知る
1.起業家
2.マネージャー
3.職人
の3つのタイプがあり、バランスが取れた時に大きな力となります。
そして事業のステージが
幼年期
青年期
成熟期
とあり、ステージにより課題ややるべきことも変わってきます。
PARTⅡ 成功へのカギ
成功率の高いフランチャイズビジネスから学ぶということ。
そして
PARTⅢ 成功するための7つのステップ
ステップ① 事業の究極の目標
ステップ② 戦略的目標
ステップ③ 組織戦略
ステップ④ マネジメント戦略
ステップ⑤ 人材戦略
ステップ⑥ マーケティング戦略
ステップ⑦ システム戦略
これらを統合させ成功する真の起業者になろうということでした。
起業家の道は決して平坦なものではありません。
だからこそやりがいと面白さがあります!
はじめの一歩を踏み出そう。
さあいこうか。

この本は起業する人の必読書です!
読んで起業するのと、読まずに起業するのとでは、成功率が100倍変わると言っても過言ではありません!
・一度は起業してみたいと思ったことがある
・絶対に起業で失敗したくない
・起業したけど、いまいち成功してない
という人は、ぜひ最後までご視聴いただき、起業の成功率を思いっきり引き上げてくださいね。
起業で成功するには
こんにちは、クサマです。
今回のテーマは「起業で成功する」。
起業といえば、やっぱりマイケル・E・ガーバーですよ。
https://www.shikumikeiei.com/wp-content/uploads/2018/04/188680_10151388360408352_1191939738_n.jpg
ガーバーは、世界ナンバー1のスモールビジネスの権威。
国内外に多くのクライアントを持つ「起業の神様」とも呼ばれている人です。
今回は、そんなガーバーの不朽の名著「はじめの一歩を踏み出そう-成功する人たちの起業術」を元に、お伝えしていきます。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4418036016/ref=ppx_od_dt_b_asin_title_s00?ie=UTF8&psc=1
この本、起業する人は必ず読んでおいた方がいい。
僕は起業当初、何度も何度も読んで、自分に落としこみました。
読んで起業するのと、読まずに起業するのとでは、成功率が100倍変わると言っても過言ではありません!
ちなみにこの本は、漫画のコミック版もあるので、読書苦手な方はこちらから入ってもいいかもしれませんね。
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E7%89%88-%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AE%E4%B8%80%E6%AD%A9%E3%82%92%E8%B8%8F%E3%81%BF%E5%87%BA%E3%81%9D%E3%81%86-%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%99%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E8%B5%B7%E6%A5%AD%E8%A1%93-%E5%B0%8F%E7%89%A7-%E6%88%90/dp/4418136010
本を読むのもいいし、もしくはこの動画を何度も見たりしてあなたも起業で成功する力をつけてくださいね。
それでは早速内容に入っていきましょう!
3つのパートにわけてお伝えします。
PARTⅠ 失敗の原因を知る
PARTⅡ 成功へのカギ
PARTⅢ 成功するための7つのステップ
といった順。
では解説していきましょう!
PARTⅠ 失敗の原因を知る
起業して必ずといっていいほど陥るワナがあります。
それは、
「業務の高いスキルや能力があれば、事業は成功できる」
と思っていること。
はっきり言っておきますね。
業務の専門スキルと、事業を成功させる経営能力は、全く別物!
まずはこのことを受け入れましょう。
その上で、じゃあどうすりゃいんだよ、という話しだと思うんですけど
まずは自分のタイプを知っておくことから。
大きくわけると、3つのタイプがあるとガーバーは言っています。
1.起業家:変化を好む理想主義者 全体の10%くらいと言われています。
ささいなことでも大きなチャンスに変えられる才能をもった人。
将来の大きなビジョンをもち、まわりを巻込みながらイノベーションを起こせるタイプです。
反面、人の管理は苦手。
2.マネージャー:管理が得意な現実主義者 全体の20%くらいと言われています。
計画や管理、合意形成をとるのが非常にうまいタイプ。
マネージャータイプがいなければ、計画がうまく建てられず、事業はたちまち大混乱に陥ります。
理想主義な起業家タイプに対し、現実主義なマネージャータイプは当然対立することが多いけれど、成功にはこの2つのタイプの共存がどうしても必要になります。
3.職人:手に職を持った個人主義者 全体の70%くらいと言われています。
自分で手を動かすことが好きなタイプ。製品や仕事の質が職人には大事なのです。
起業家の新しいアイデアに振り回され、マネージャーの管理に自分の力量が評価されないことにいらつき、職人以外の人は自分の仕事を理解していないと思ってしまう。
そんなタイプ。
さて、この3つのタイプ。
どのタイプだからよい、悪いではありません。
どのタイプでも、長所はあるし、短所もある。
だからこそ自分のタイプをしり、長所を活かし、短所は頼る!
どれも大事でどれも必要。
この3つのタイプのバランスが取れた時に、大きな力となるのです!
そして、もう失敗の原因を知るで大事なのが、事業のステージ。
起業してから、事業のステージは、幼年期・青年期・成熟期と移り変わっていきます。
経営はリソースの最適化なんて言われますね。
リソースとは経営資源のこと。
「ヒト・モノ・カネ」とも言われます。
ご存知のとおり、全てが十分にある企業なんてありません。
人手は足りないし、モノは足りていないし、お金もないから節約節約、というのがほとんど。
だからこれらを最適にうまく活用する必要があるわけです。
ただ頑張るだけではダメ。
そのためにも、今自分がどんな状況で、どんなステージにいるのか。
これを把握しておきましょう。
ステージによって、限られたリソースをどこに注ぐのか、これが成功のカギです。
ではその事業の始めのステージが、幼年期。
全ての仕事を一人でこなす時期。
頑張って仕事をすることで顧客が増えていくのですが、1人でできる仕事量はすぐに限界を迎えます。
だんだんとミスや漏れが増え始め、不満を言う顧客も出てくる。
そこで1人の限界を感じ、次のステージへと進んでいきます。
青年期―初めての従業員を雇う
人でが足りないことから、なんとか自分の仕事を誰かに任せようとする。
面白いことに、ほとんどが帳簿管理をしてくれる人を雇います。
僕もまさしくそうでしたねー。笑
そこからさらに自分の仕事を分配できるように人を増やしていきます。
でも、仕事をそのまま丸投げすると、組織は成長しません。
ビジネスの大半は、幼年期かこの青年期をさまよい続けます。
大きな利益が出ることがなく、オーナーはずっと忙しいままで、倒産や事業縮小に追い込まれる企業が多いのが事実です。
では、ここを乗り越えて次のステージにいくのか。
それは
・長期的なビジョン
・事業計画の具体化
経営者であれば常に頭では考えていることかもしれませんが、頭にあるだけではダメです。
過去から今、そして今から未来を、みんなわかるように戦略的にまとめて見える化する必要がある。
結局はこれができていないと、ずっと苦しい時代を過ごすことになってしまうのです。
これができて次のステージへ。
成熟期―いわゆる大企業(この本では、マクドナルドやIBM、etc)
なぜ大企業は青年期を乗り越えて、大企業になれるのか。
それは、幼年期のことから、成熟期のような経営を続けているから。
つまりは、全体を俯瞰的にみて、さらには未来を見据え、起業家・マネージャー・職人のバランスがよく、市場に価値のあるサービスを常に提供し続けているので発展できるのです。
そして必ず計画や戦略が見える化されています。
だから従業員が細部まで理解し、自分の仕事に全うでき、顧客に価値提供ができるから会社として成り立っているのです。
ここまでがパート1
パート1にあえて重きをおいてお伝えしました。
なぜならここがほとんど超えられない壁になるから。
この壁を超えて、市場に求められる事業をつくりだしていきましょうね。
では次、パート2へ。
PARTⅡ 成功へのカギ
この成功へのカギとなるのは、成功率の高いフランチャイズビジネスから学ぶ。ということ。
これは、ガーバーも、そして僕もですが、決してフランチャイズビジネスを推奨しているわけではありません。
単純にフランチャイズ企業の方が他の企業より生き残る可能性が高いというデータがあるから。
それならフランチャイズのビジネスモデルを知っておけば、それだけ生き残る可能性もあがるということですね。
フランチャイズのすごいところは、能力の高い人ばかりが集まらなくても、必要最低限の能力さえあれば経営がまわってしまうところにあります。
それだけ事業がシステム化できていて、誰でも再現性が高いようにまとまっているからなんですね。
真の起業家は、このように事業がうまくまわる仕組み、この試作モデルをつくりあげ、マネージャー・職人タイプが自分たちの責務に全うできるようまとめることが大きな仕事です。
いつまでも現場で自分が全てを対応しているのではなく、まわる仕組みを作り上げていきましょう。
そして次のパートへ。
PARTⅢ 成功するための7つのステップ
そしてパート3はこの7つのステップ
ステップ① 事業の究極の目標
ステップ② 戦略的目標
ステップ③ 組織戦略
ステップ④ マネジメント戦略
ステップ⑤ 人材戦略
ステップ⑥ マーケティング戦略
ステップ⑦ システム戦略
ステップ① 事業の究極の目標
まずは究極の目標をもつこと。ゴールを定めましょう。
想像してみてください。真っ暗闇の中で、ボートを漕いでいるとします。
ゴールの光が全く見えない中で、あなただったら思いっきりボートをこげますか?
方向も、どれくらい遠くまでかもわからないままでは、力を思う存分発揮できません。
ステップ② 戦略的目標
事業の目標が定まったら、今度は戦略的な目標が必要となります。
売上はどのくらいなのか、どんな顧客に対してどんな価値提供をするのか、それは本当に求められていることなのか、競合と比べても本当に顧客に求められていることなのか。
などですね。
ステップ③ 組織戦略
目標が定まったら、その目標を達成するために、最終的にはどんな組織体になっている必要があるのか。
組織図が必要となってきます。
さらには、ガーバーは役職契約書と呼んでいますが、つまりは各役職ごとにどんな責務をおうのかをまとめたものが必要です。
従業員に役職を与え、予め組織として必要な役を全うしてもらうのです。
この組織図の他にも、営業マニュアルをまとめ、誰でも一定のレベルをクリアーできるようにする必要もあります。
ステップ④ マネジメント戦略
めちゃ優秀なマネージャーありきでは、組織はまわりません。
能力が高いにこしたことはないのですが、ここで大事なのは業務フローをマニュアル化し、全体の底上げを図ること。
人によって対応が違う、だと、顧客の満足度はあがりません。
Aさんだといいけど、Bさんだと外れでは、顧客は離れるし、優秀な人材がもしいなくなったらそれこそその事業の存続は期待できませんよね。
だから顧客満足度を高めるためのフローを徹底的に考えマニュアル化し、全体のクオリティを高める必要があるわけです。
属人的な差が出ることは悪いことではありませんが、まずはフローのマニュアル化で平均値を引き上げ、高いレベルの中での差を評価すればいいのですね。
ステップ⑤ 人材戦略
業績の良い会社は、極端にいってしまうと、ゲームのルールがしっかりできています。
従業員はそのルールにのっとって、挑戦を重ね、成長することができる。
だからモチベーション高く、結果を出すことができるのです。
挑戦し、超えていくにふさわしいゲームをつくりことにより、結果と評価ができるようになります。
ステップ⑥ マーケティング戦略
顧客への価値提供を実現させるには、マーケティングが必要となります。
マーケティングとは、簡単にいうと「価値を届ける活動」です。
価値を届けることができるので、売り込まなくてもサービスが売れるのです。
ステップ⑦ システム戦略
ハード、ソフト、そして情報。
これらのシステムを統合させることでシステム戦略がなりたってきます。
ハードとは、実際のモノのこと。建物や機械やペンなども含めてハードですね。
ソフトとは、簡単に言えば考え方。業務マニュアルや管理システムもソフト。
情報とは、履歴や活動記録など。
これらが分離されていてはシステムになりません。
全てが統合されている必要がある。
これら①から⑦のステップを統合し、完全に自分がいなくてもまわる仕組みをつくりあげていくことが、成功する起業者なのです。
まとめ
さてまとめましょう。
成功する起業は、
PARTⅠ 失敗の原因を知る
1.起業家
2.マネージャー
3.職人
の3つのタイプがあり、バランスが取れた時に大きな力となります。
そして事業のステージが
幼年期
青年期
成熟期
とあり、ステージにより課題ややるべきことも変わってきます。
PARTⅡ 成功へのカギ
成功率の高いフランチャイズビジネスから学ぶということ。
そして
PARTⅢ 成功するための7つのステップ
ステップ① 事業の究極の目標
ステップ② 戦略的目標
ステップ③ 組織戦略
ステップ④ マネジメント戦略
ステップ⑤ 人材戦略
ステップ⑥ マーケティング戦略
ステップ⑦ システム戦略
これらを統合させ成功する真の起業者になろうということでした。
起業家の道は決して平坦なものではありません。
だからこそやりがいと面白さがあります!
はじめの一歩を踏み出そう。
さあいこうか。