2020.3.26
【書籍・本・要約・書評】話題の本 - ブスのマーケティング戦略で考察する、短所を長所に変える人生マーケティング戦略
ブスは美人より幸せになれる。
もう一度言いますよ。
ブスは美人より幸せになれるんです。
マーケティング戦略に基づけば。
こんにちは。くさまです。
今回紹介する本は「ブスのマーケティング戦略」。
インパクトありますねー(笑)
このインパクトあるタイトルで書店をとても賑わせた一冊。
著者は税理士の田村麻美さん。
ご自身がブスであることに小学生の時気付き、愕然とするもののブスである事実を受け止めて、起業そして幸せな結婚までたどり着いた物語を本にしたものです。
自分のコンプレックスをさらす書籍は他にもありますが、その多くは自虐的なエピソードをただ語るだけになりがちです。
しかしこの本は違うんですねー。
自虐ネタと多少の下ネタで笑わせてくれながら、どんなシーンにも「マーケティング理論」が当てはまっている!こんな一冊に仕上がっています。
では、今回の動画はどんな人にお勧めなのかというと、
・もっと営業成績を上げたい人
・イマイチ自分に自信が持てない人
・もっと人に好かれたい人
・起業したい人
こういった方々には特にお勧めしたいですね。
というのも、確かにこの本は、ブスを自称する著者・田村さんの人生をベースにしたマーケティング理論が綴られた書籍。
なんですが、この本から学べる最大のポイントは「短所を長所に変える方法」です。
大切なことなのでもう一度言いますね。
この本に書かれていることは、「短所を長所に変える方法」なんです。
具体的には
「プロダクト解析」と
「ブルー・オーシャン戦略」
について書かれています。
そこでこの動画では、僕がこの本を読んで学んだこと、つまり「プロダクト解析」と「ブルー・オーシャン戦略」により「どう短所は長所に変えられるのか」、その方法について解説したいと思います。
では早速行きましょう!
最初の話題は、短所を長所に変えるための「プロダクト解析」についてです。
どんなシーンでも、まず最初にすべきことは誰でも同じ。現状分析です。
実際、田村さんも自分を分析することから始めています。とても辛い作業だったと言いますが、それでも懸命に実行したそうです。
頭が大きい。
鼻が低い。
目が小さい。
唇が厚い。
一重まぶた。
徹底的に自分と、美人と言われる人の容姿の違いを書き出したそうです。
ここ、重要です。
解析結果は、頭に思い浮かべるだけでは絶対にダメです。
とにかく書く。書き出しましょう。
人は自分に不都合な事実からは目をそらせたくなります。
それでも後から見返せられるようにしておく。
形に残しておく。これが本当に重要だと、著者の田村さんは強調しています。
そして解析の結果、今度は自分の短所をどう活かすかを考えます。
著者の田村さんの場合、自分はどんなブスになるかを考えたそうです。
偏差値の高いブス。金持ちのブス。とにかく自分を受け入れ、自分が目指すべき形を考えたそうです。
このとき、肩書きに使えるようなものがあるとベストですね。
課長や社長でもいいですし、できれば弁護士や税理士といった国家資格なら、尚いいですね。
ちょっと例をあげてみましょうか。
例えば、自分の短所が「ひ弱」だっとします。
だったら、ひ弱な弁護士、とか、ひ弱な税理士、とか、あるいはひ弱な空手の師範代など、ただの「ひ弱」と差別化を図るわけなんです。
この作業が完了したら、次は自分を認知させたい相手を細分化します。
マーケティング用語で言う「セグメンテーション」です。
居住地・年齢・趣向・行動パターンなど、特定の属性ごとのかたまりに分けて細分化します。
この時大切なことは、やはり「書き出す」ことです。
決して頭の中だけで考えない。
書いて書いてカテゴライズしていくことで、初めてその分析結果は使えるものになります。
ここまで来れば後は簡単です。
セグメンテーションにより細分化したターゲットと、自分の「肩書き付き短所」の相性を考えてターゲットを絞り、商品改良、つまり自分を成長させていくだけです。
例えば、先ほどの「ひ弱」のケースで考えましょうか。
まず、自分は確かにひ弱だけど、もっと周りに認めてもらうために、「ひ弱な空手の師範代を目指す」と決めます。
そして、次にひ弱な空手の師範代と相性がいいターゲットを考えるわけですが……そうですね、小児科の患者はターゲットとして相性がいいかもしれませんね。
で「僕はひ弱だったけど、空手で強くなりました」とうたえば、体の弱い子供に夢が与えられます。
正直言って、最近は嗜好の多様化、細分化が急速に進んでいます。
昔みたいに「みんなが大好きなもの」って、本当にこの世の中からなくなりつつあります。
つまり、みんなにウケることを考えちゃダメなんです。
商品やサービスも同じ。コアなファンをつくる。それが現代のマーケティング理論においてはとても重要なことなんですね。
ぜひ短所を愛してくれる、そんなターゲットを獲得するためにも、プロダクト解析を行ってみましょう。
さて、次は短所を長所に変えるための「ブルー・オーシャン戦略」についてです。
ブルーオーシャン戦略とは、これもマーケティング用語の一つですが、競争者のいない新しい価値の市場を創造し、ユーザーに高付加価値商品を低コストで提供して利潤の最大化を実現しよう、という戦略です。
一言で言えば、ライバルがいない状態を作り出そう、ということです。
ちなみ、ブルーオーシャンの反対はレッドオーシャン。ライバルだらけで血みどろの競争を広げ、行き着く先は価格競争、という市場です。
これについて、田村さんは独自の目線にて例を挙げています。
例えば、工業高校や理系の大学に行くと、あまり可愛くないのに男子に囲まれている女子を見かけますよね。
なぜそんなことが起きるかというと、女子の数が少ないからです。
女子が少ないから、多少ブスでも男は気になる。
結果、ブスがモテる異例事態が起こる。と。
ブスがどうのこうのはさておき、つまり田村さんは「ライバルが少ないところで戦いなさい」と言っているんです。
では、ブルー・オーシャンはどうすれば作り出せるのか。
一見難しそうに聞こえますが、実はこれも考え方は簡単です。
色々な要素を掛け合わせればいいだけです。
具体的には、
ひ弱x 空手の師範代x 肉が好き
ひ弱x 公務員x 超アウトドア
とにかく2つ以上の何かを掛け合わせて、希少性を持たせるわけです。
なぜ2つ以上かというと、1つの要素を掛け合わせるだけでは、なかなか希少性が演出できないから。
また、ギャップをどこまで強調できるかも大切ですね。
ひ弱に見えるのに肉が好き。ひ弱に見えるのにアウトドアが得意。
こういったギャップにより、稀少性は強調できます。
反対に、ギャップがなければどれだけの要素を掛け合わせても価値を生みません。
ひ弱x 事務員x 草食系
などですね。
要は意外性がないとダメ、というわけです。
さて、ではまとめに入りましょうか。
「ブスのマーケティング戦略」に書かれていることは、短所を長所に変える方法です。
では、短所はどうすれば長所に変えることができるのか。
その方法こそ、「プロダクト解析」により短所を見つめ直し、「ブルー・オーシャン戦略」により自分に希少性を持たせることです。
この二つの手法を人生に取り入れるだけで、短所はいつの間にか欠点ではなく、長所に変わっていきます。
最近の世の中は細分化や多様化がどんどん進んでいます。
だからこそ、自分の短所を愛してくれる人を探すことが大切になりますし、自分の短所を魅力的に見せる努力が必要です。
完璧な人間はいないし、パーフェクトなサービスもありません。
別に開き直れと言っているわけではないんですが、ただ、もっと短所を愛してもらいましょうよ。
というわけで、短所を長所に変えるために。
さあ、行こうか。

もう一度言いますよ。
ブスは美人より幸せになれるんです。
マーケティング戦略に基づけば。
ブスのマーケティング戦略
こんにちは。くさまです。
今回紹介する本は「ブスのマーケティング戦略」。
インパクトありますねー(笑)
このインパクトあるタイトルで書店をとても賑わせた一冊。
著者は税理士の田村麻美さん。
ご自身がブスであることに小学生の時気付き、愕然とするもののブスである事実を受け止めて、起業そして幸せな結婚までたどり着いた物語を本にしたものです。
自分のコンプレックスをさらす書籍は他にもありますが、その多くは自虐的なエピソードをただ語るだけになりがちです。
しかしこの本は違うんですねー。
自虐ネタと多少の下ネタで笑わせてくれながら、どんなシーンにも「マーケティング理論」が当てはまっている!こんな一冊に仕上がっています。
オススメしたい人
では、今回の動画はどんな人にお勧めなのかというと、
・もっと営業成績を上げたい人
・イマイチ自分に自信が持てない人
・もっと人に好かれたい人
・起業したい人
こういった方々には特にお勧めしたいですね。
というのも、確かにこの本は、ブスを自称する著者・田村さんの人生をベースにしたマーケティング理論が綴られた書籍。
なんですが、この本から学べる最大のポイントは「短所を長所に変える方法」です。
大切なことなのでもう一度言いますね。
この本に書かれていることは、「短所を長所に変える方法」なんです。
具体的には
「プロダクト解析」と
「ブルー・オーシャン戦略」
について書かれています。
そこでこの動画では、僕がこの本を読んで学んだこと、つまり「プロダクト解析」と「ブルー・オーシャン戦略」により「どう短所は長所に変えられるのか」、その方法について解説したいと思います。
では早速行きましょう!
短所を長所に変えるための「プロダクト解析」
最初の話題は、短所を長所に変えるための「プロダクト解析」についてです。
どんなシーンでも、まず最初にすべきことは誰でも同じ。現状分析です。
実際、田村さんも自分を分析することから始めています。とても辛い作業だったと言いますが、それでも懸命に実行したそうです。
頭が大きい。
鼻が低い。
目が小さい。
唇が厚い。
一重まぶた。
徹底的に自分と、美人と言われる人の容姿の違いを書き出したそうです。
ここ、重要です。
解析結果は、頭に思い浮かべるだけでは絶対にダメです。
とにかく書く。書き出しましょう。
人は自分に不都合な事実からは目をそらせたくなります。
それでも後から見返せられるようにしておく。
形に残しておく。これが本当に重要だと、著者の田村さんは強調しています。
そして解析の結果、今度は自分の短所をどう活かすかを考えます。
著者の田村さんの場合、自分はどんなブスになるかを考えたそうです。
偏差値の高いブス。金持ちのブス。とにかく自分を受け入れ、自分が目指すべき形を考えたそうです。
このとき、肩書きに使えるようなものがあるとベストですね。
課長や社長でもいいですし、できれば弁護士や税理士といった国家資格なら、尚いいですね。
ちょっと例をあげてみましょうか。
例えば、自分の短所が「ひ弱」だっとします。
だったら、ひ弱な弁護士、とか、ひ弱な税理士、とか、あるいはひ弱な空手の師範代など、ただの「ひ弱」と差別化を図るわけなんです。
この作業が完了したら、次は自分を認知させたい相手を細分化します。
マーケティング用語で言う「セグメンテーション」です。
居住地・年齢・趣向・行動パターンなど、特定の属性ごとのかたまりに分けて細分化します。
この時大切なことは、やはり「書き出す」ことです。
決して頭の中だけで考えない。
書いて書いてカテゴライズしていくことで、初めてその分析結果は使えるものになります。
ここまで来れば後は簡単です。
セグメンテーションにより細分化したターゲットと、自分の「肩書き付き短所」の相性を考えてターゲットを絞り、商品改良、つまり自分を成長させていくだけです。
例えば、先ほどの「ひ弱」のケースで考えましょうか。
まず、自分は確かにひ弱だけど、もっと周りに認めてもらうために、「ひ弱な空手の師範代を目指す」と決めます。
そして、次にひ弱な空手の師範代と相性がいいターゲットを考えるわけですが……そうですね、小児科の患者はターゲットとして相性がいいかもしれませんね。
で「僕はひ弱だったけど、空手で強くなりました」とうたえば、体の弱い子供に夢が与えられます。
正直言って、最近は嗜好の多様化、細分化が急速に進んでいます。
昔みたいに「みんなが大好きなもの」って、本当にこの世の中からなくなりつつあります。
つまり、みんなにウケることを考えちゃダメなんです。
商品やサービスも同じ。コアなファンをつくる。それが現代のマーケティング理論においてはとても重要なことなんですね。
ぜひ短所を愛してくれる、そんなターゲットを獲得するためにも、プロダクト解析を行ってみましょう。
短所を長所に変えるための「ブルー・オーシャン戦略」
さて、次は短所を長所に変えるための「ブルー・オーシャン戦略」についてです。
ブルーオーシャン戦略とは、これもマーケティング用語の一つですが、競争者のいない新しい価値の市場を創造し、ユーザーに高付加価値商品を低コストで提供して利潤の最大化を実現しよう、という戦略です。
一言で言えば、ライバルがいない状態を作り出そう、ということです。
ちなみ、ブルーオーシャンの反対はレッドオーシャン。ライバルだらけで血みどろの競争を広げ、行き着く先は価格競争、という市場です。
これについて、田村さんは独自の目線にて例を挙げています。
例えば、工業高校や理系の大学に行くと、あまり可愛くないのに男子に囲まれている女子を見かけますよね。
なぜそんなことが起きるかというと、女子の数が少ないからです。
女子が少ないから、多少ブスでも男は気になる。
結果、ブスがモテる異例事態が起こる。と。
ブスがどうのこうのはさておき、つまり田村さんは「ライバルが少ないところで戦いなさい」と言っているんです。
では、ブルー・オーシャンはどうすれば作り出せるのか。
一見難しそうに聞こえますが、実はこれも考え方は簡単です。
色々な要素を掛け合わせればいいだけです。
具体的には、
ひ弱x 空手の師範代x 肉が好き
ひ弱x 公務員x 超アウトドア
とにかく2つ以上の何かを掛け合わせて、希少性を持たせるわけです。
なぜ2つ以上かというと、1つの要素を掛け合わせるだけでは、なかなか希少性が演出できないから。
また、ギャップをどこまで強調できるかも大切ですね。
ひ弱に見えるのに肉が好き。ひ弱に見えるのにアウトドアが得意。
こういったギャップにより、稀少性は強調できます。
反対に、ギャップがなければどれだけの要素を掛け合わせても価値を生みません。
ひ弱x 事務員x 草食系
などですね。
要は意外性がないとダメ、というわけです。
まとめ
さて、ではまとめに入りましょうか。
「ブスのマーケティング戦略」に書かれていることは、短所を長所に変える方法です。
では、短所はどうすれば長所に変えることができるのか。
その方法こそ、「プロダクト解析」により短所を見つめ直し、「ブルー・オーシャン戦略」により自分に希少性を持たせることです。
この二つの手法を人生に取り入れるだけで、短所はいつの間にか欠点ではなく、長所に変わっていきます。
最近の世の中は細分化や多様化がどんどん進んでいます。
だからこそ、自分の短所を愛してくれる人を探すことが大切になりますし、自分の短所を魅力的に見せる努力が必要です。
完璧な人間はいないし、パーフェクトなサービスもありません。
別に開き直れと言っているわけではないんですが、ただ、もっと短所を愛してもらいましょうよ。
というわけで、短所を長所に変えるために。
さあ、行こうか。